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ミュージシャン経営者は、ミュージシャンなのか??

  • 経営をするミュージシャンについて

僕自身がそうですが、ミュージシャンの中で自分のスタジオやライブハウスを持っていたり、音楽教室を経営していたり、プロデュース業などをしていたり、自分が演奏する以外の仕事をしている方も多くいらっしゃるかと思います。

 

今回はそのへんの事についてブログを書いてみたいと思います。

 

  • 風当たりは強いですよね、、、

簡単に言えば、あまり良く思われないことが多いように感じます。

僕で言えば、"ロクにドラムも叩けないのに、経営みたいな事をして。。。"とか

"下手くそなのに教室なんかして、何を教えているの?詐欺だ" とか。

"経営なんかしてて、もうミュージシャンは辞めたんだ" とか。

 

僕の耳に届いたものでこんな感じだったので、実際はもっと酷いことを言われているのでしょうが、まぁそんな感じです(泣)。。。

 

僕の場合はこんな感じでしたが、それ以外でもミュージシャンでライブハウスを作った方や、レコーディングスタジオやレーベルを作った方。

音楽教室を作った方。などなど、音楽関係の仕事で事業展開をしていく方も多いかと思います。

それぞれなんかしらの、風当たりの強いことを言われたり、受けたりされていることと思います。

 

今でこそ、そんなことを言われても気にしないのですが、若い頃はそうは思いませんでした。。

周りの人にそんなことを言われると、本当に自分が悪いことをしているのかも?と疑心暗鬼になったりしました。

 

本当に言われもないのに、”音楽やめてしまえよ”、なんて酷い言葉を言われたこともあります。

今でも忘れられませんね。

よくよく考えると僕のことを何も知らない方だったので、本当に無責任な言葉だったと思うのですが、言われた方は真に受けてしまいます。

  • こう言うことを言われるのは、大体駆け出しの時です。

こう言う悪口だったり、人を貶したりするのは、結局弱い立場の人を対象に行われるのですよね。

学校の虐めとかとなんも変わりません。

そういった意味では、駆け出しの頃の僕はいじめられっ子だったのでしょうね^^;

今でもかもw

 

でも駆け出しの頃こそ、右も左も分からない中、試行錯誤をしているのに、先輩方からそういった心無い言葉を掛けられたら、、

 

先輩でなくても、周りの人たちに悪口言われたり、頑張っていることを否定されたら、どんな気持ちになるでしょうか?

 

もちろん、先輩方もその人のことを思ってあえて厳しい言葉をかけられている時もあるでしょう。

でももしそういった厳しい言葉をかけるのであらば、ちゃんと責任を取るべきだとも思います。

 

僕らの業界なんて、1年に1回会うか会わないか?なんてのはザラで、日頃会いもしないのに、定期的にちゃんと見てくれていて、アドバイスをしてくれるのであればまだしも、無責任にその人を否定するような言葉を、しかも本人が居ないところでも言ったりするのは、本当によくない事だと思ってます。

 

  • ちょっと話がそれてしまいましたが、、

マイナスな意見について先に書いてしまいましたが、共感された方も多いのでは?と思います。

特に僕のいる福岡は地方でもあるので、そういった”出る杭を打つ”、ような習慣はどうしても存在しているように感じます。

今でこそ、そこまで大げさではないですが、僕が専門学校卒業したての15年前ぐらいでは、それが当たり前な様にも感じました。

 

ただこれによって若い芽が潰れていったり、音楽文化の衰退に繋がっている部分が大いにあると思ったので、あえて書いてみました。

またちょっと話は逸れてますが、今回の経営者とミュージシャンの話にも少し関係しているとも思ったので。

 

  • 本題のミュージシャン経営者はミュージシャンなのか?について

ちょっと話が逸れましたが、ミュージシャン経営者はミュージシャンなのか?については、ミュージシャンの定義によるところで変わってくるのかな?と思ってます。

 

ライブで演奏する事だけを、ミュージシャンの仕事と捉えている人であれば、音楽教室だったり、ライブハウスだったりを経営することは、ミュージシャンの仕事では無いと考えるでしょう。

 

レッスンや営業仕事など、音楽に関わる仕事も含めてミュージシャンの仕事と捉えている方もいらっしゃるでしょう。

 

では僕自身はどうなのか?と言うと、

”音楽の素晴らしさの共有”が僕のミュージシャンとしての仕事の範囲です。

 

このことについては、動画やブログでも度々書いたりしてはいるのですがね。

ちょっと分かりにくいとは思うので、一応解説しときますね。

 

  • 音楽の素晴らしさの共有

こう書くとなんか範囲が広くて、分かりにくいですが、簡単に言うと、

自分が今まで好きになった音楽を、みんなにも好きになってもらいたい!と言う感じです。

 

ワガママですね(笑)

初めて大好きなミュージシャンに出会った時のドキドキ感とか、初めてライブハウスに行った時のワクワク感!!

 

僕だったら、専門学校に入った時に初めて聞いた先輩方の物凄い演奏だったり、初めて聞いた師匠のジャズドラムだったり(>_<)

 

今書いててもその時を思い出して興奮しちゃいますww

そんなドキドキやワクワクが僕の人生には、大きな影響を与えてくれました。

 

もちろん他の皆さんにとって、同じだとは思いませんが、それでも僕が大好きな音楽を少しでも知ってほしい、共有したい!と言うのが僕のドラムを叩く理由です。

 

だから音楽教室をしようが、プロデュースをしようが、ライブハウスを経営しようが、1人でも音楽が好きになってくれる人が増える為であれば、僕にとってはミュージシャンとしての仕事だと思ってます。

 

逆に音楽の事を好きになってくれる人が増えない様な演奏であれば、ライブであっても、レッスンであっても、僕の中では音楽の仕事になりえません。

 

そんなの僕の勝手じゃんって思うかもしれませんが、本来そう言うものだとも思います。

だからこそ、その人の自由であるはずなのに、無責任な言葉を簡単に言うべきでは無いと思ってます。

 

  • まとめ

ちょっとネガティブな意見や、僕の主観が強かったかもですが、如何だったでしょうか?

新しい事を始めると、どうしても周りの人に批難されてしまいます。

肯定してくれる人だけを見てとは言いませんが、自分の意思をしっかり持って頑張れば、きっと誰かが応援してくれるはずです(^^)

 

令和という新しい時代になりましたが、一歩踏み出す勇気が無かったかたや、踏み出したけど、周りに潰されそうな方へ、少しでも参考になれば幸いです。

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