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セッション

この度、50回目を迎えたKICHIセッション。そして今回で最終回にさせて頂くことにしました。

毎月第3木曜に4年と2ヶ月、休むこと無く行って来ました。

こんなに長く続けれたことって、ドラム以外ないんじゃないかな?なんて思うほど^^;

最後にKICHIセッション、そしてセッションというものについて、僕の思うところをブログにまとめとこうと思います。

 

僕がまだ学生の頃、僕はジャズを始めたばっかりで、右も左も分からないまま、とにかくセッションやライブに通っていました。

専門学校で師匠である中村健さんに出会って、初めてジャズドラムというものを聞いて、一瞬で魅せられたのです(^^)

当時よく通ったセッションとしては、中洲のデジャブで毎週月曜日にセッションが開催されていて、毎週通ってました。

赤坂のバックステージでは、ステージ後に毎日セッションできました。

あとは、中洲のリバーサイドやブラックベリーではマンスリーセッションがあってて、こちらにもよく通ってました。

 

セッションに通ううちに、自然とジャズスタンダードを覚えていきました。

他の参加者やホストメンバーの演奏を聴くことで、多くのアイディアやテクニックを学びました。もちろん直接アドバイスも頂けることもよくありました。

またそこで多くのミュージシャンと知り合えました。

そこから、セッションホストを任せて頂いたり、ライブや仕事をさせて頂いたりしてだんだんと自分の活動が広がっていったのです。

 

その後22歳の時に、2ヶ月程東京に滞在した時期がありました。

そのときに片っ端からセッションに行ったり、ライブを聴きに行ってました。

当たり前のことですが、福岡に比べ東京は沢山お店があって、毎日どこかで必ずセッション出来ました。

中にはプロやセミプロばかりが集まるようなセッションだったり、若手ミュージシャンがよく集まるセッションだったり、ほんとに色々ありました。

そして本当に刺激的で、当時の僕はカルチャーショックでした(>_<)

 

福岡に戻って、東京でやっていたようなセッションが出来ないかとずっと考えてました。

僕がジャズを始めた時は、専門学校へ通っていたので、その専門学校で講師として教えていた先生方の中に、ジャズ系の先生が多くいらっしゃったのです。

なので、その先生方のライブやセッションに行くことで、すんなりとお店に行けたり、またマスターに紹介して頂いたりして頂けました。

当時はバックステージとブラックベリーは、九大のジャズ研の子がバイトをしていて、歳の近い子がよく集まってたのでよくセッションしたり、ライブしたりしました。

福岡に戻って一番違いを感じたのは、やはり若い世代が少ないということです。

ミュージシャンもですが、リスナーもです。

ジャズのお店はやはり若い子には入りづらいものなのだろうと、思いました。

ただ福岡には音楽の専門学校も音大もいくつかあります。

ロックやポップスの方が需要が多いでしょうが、それでもジャズが好き、もしくは興味を持っているという人は沢山いるはずだと思いました。

そんな人たちを集めてセッションが出来たらと思って始めたのがKICHIセッションです。

スタジオでのセッションなので、入りにくいということもないだろうし、ホストミュージシャンも若手メンバーで組んで、話しかけ易いようにとしました。

またチャージも¥500で安く設定して、誰でも来れるようにと。

とにかく活気のあるセッションがしたかったし、それが自分自身が上達するのにもつながるだろうし、福岡のジャズシーンが盛り上がることにもつながるのではないか?と思ってました。

ただ最初は本当に大変だった記憶があります^^;

誰も来なかった時も、何度かありました。それでも辞めずになんとか続けて行って、段々と人が集まるようになったのです(^^)

最近は毎回20人前後の方が集まって頂いてました。毎回来て頂ける方や、中にはプロの方も来て頂けたりして、盛り上げて頂きました。

 

今回KICHIセッションを最後にした1番の理由は、ホストメンバーを集めることが出来なくなったからです。

かのちゃん、太郎、僕で始めたセッションでしたが、みなさんご存知の通り、皆福岡を離れてしまったのです^^;

その後は、基本同じく若手メンバーでホストを組んでいたのですが、ここ最近は本当にホストが捕まらなくなってました。

それに始めた時は、こういうセッションにしよう!という意思疎通が出来てました。それが毎回違うメンバーで、ちゃんとそういった意思疎通も出来なくなっていってしまいました。。

また当初の目的であった、若い子でも気軽に来れるようにというところも、そんなに若い子が多く集まる訳でもなかったというのも、あります。

 

残念ながらKICHIセッションは最後という形になってしまいましたが、私自身他でもいくつかセッションホストをさせて頂いているセッションがあります。

また僕自身のセッションについての考えは変わらないので、また違う形でセッション企画出来たらと思ってます。

僕にとってセッションは、ジャズを学ぶ場であり、競う場であり、出会う場であると思ってます。

そんな場をまたみんなで共有して、そして福岡のジャズシーンをもっともっと盛り上げて行きたいです。

微力で未熟ではありますが、少しでも貢献出来るように頑張りたいと思います。

 

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コメント: 6
  • #1

    石川哲也 (水曜日, 16 9月 2015 01:09)

    上前さん大変お世話になりました。
    毎回来るメンバーから、ひょっとやって来る凄い人達 *\(^o^)/*
    若くなくてすみません。(^^;;何時も迫力のあるセッションで他では味わえない(ハイ 次の方という感じで、ただ発表会みたいな所も沢山ある中)緊張感と躍動感を感じて来ました。
    私自身 中年になって始めた者にも、ちゃんと対応してくださって感謝 感謝です。
    やはりぬるま湯では無く、ドキドキワクワクする様な場が、また出来ましたら、参加させて下さい。
    それまで練習しておきます。

  • #2

    太郎 (水曜日, 16 9月 2015 05:48)

    お疲れ様でした。日本へ戻ったらまた参加したいと思っていたので、正直寂しいです。
    僕もレベルアップして帰りますから、また何か有意義な企画をやりましょう。


  • #3

    かのこっぺ (水曜日, 16 9月 2015 20:32)

    長い間本当にお疲れ様でした。
    3人でホストやってた頃が今や懐かしいね笑
    でも沢山の人とお知り合いになれて、楽しかったです。
    またいつかみんなパワーアップして一緒に演奏できる日がきたら嬉しいね!!
    お世話になりました。
    そして本当にお疲れ様でした!

  • #4

    sayuri (金曜日, 18 9月 2015 08:35)

    最後のKICHIセッションは、大変な盛り上がりでしたね!
    打ち上げも楽しかったです(^ ^)
    思えばKICHIではミニライブなど貴重な経験をさせて頂き、若い方々からたくさんのパワーをもらい、勉強させて頂きましたm(_ _)m
    そしてこんなにオーディエンスとしても楽しめるセッションは、なかなかないかも知れません

  • #5

    うえまえ (月曜日, 21 9月 2015 18:53)

    いつもありがとうございました(^_^)
    またなんらかの形で再開させますので、その時にはまたいっぱいセッションしましょう!!

  • #6

    うえまえ (月曜日, 21 9月 2015 18:59)

    太郎>力及ばず、今回は幕を閉じることになりました。。
    また演奏する日を楽しみにしてます。

    かのちゃん>また一緒にするのを楽しみにしてます。
    自分が大好きな音楽の良さを、みんなに知ってもらえるように、共有出来るように、セッションもだけど、ライブ活動、イベントでの演奏など、広げて行きたいです。

    sayuriさん>いつもありがとうございました!僕もまたいろんなセッションに顔出すつもりなので、またセッションしましょう!

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