これからドラムを始めようという方には、まず買って頂きたいのはドラムスティック!!
レッスン時にも良く質問を受けるので、ここでは基本的なスティックの種類や、選び方などを紹介しようと思います。
初心者の方はもちろんですが、スティック選びに悩んでいる方も是非参考にしてみてください(^^)
まず選ぶ際のポイントとしては、
●太さ&長さ
●チップ(スティックの先っぽ)、の形状
●材質
この3点がメインになってきます。
ただ初心者の方は、そもそもスティックを持つこと自体が初めてでしょうから、とりあえず楽器屋へ行ってみて実際にスティックを握ってみてください。
最初はなんとなくでいいと思います。振りやすかったとか、色がかっこ良かったとか(^^)
もし好きなアーティストやドラマーさんがいれば、その方のモデルもののスティックなんてのもあるかもしれません。
(実は私もドラム初心者だったころは、その当時ファンだったジュディマリの五十嵐さんモデルの青いスティックを使ってたりして^^;)
最終的には自分のスタイルや体に合ったもの、出したい音などによってスティックを選んでいきます。
僕は今現在、メインで使っているスティックは3種類ぐらいです。
木のスティックで3種類程度なので、他にもスティックケースの中には、ブラシ、マレット、ロッドなども入っております。
それぞれを会場やドラムセット、演奏するジャンルなどによって使い分けています。
ただこういう風に使い分けをするのは、中級者以上になってからがいいでしょう。
というのも、初心者のうちからあまりいろんなスティックを触りすぎると、スティックコントロールがまばらになりがちだからです。
最初のうちはあまり浮気をせず、最初に買ったスティックを1年くらいは使い続けた方がいいかもしれませんね。
折れたり、消耗しても、同じ種類を買うようにするのをおすすめします。
なので、最初はあまりにも個性的なスティックというよりは、スタンダードなものがいいでしょう。細すぎるとか、太すぎるとか、変わった材質だとか。。
その辺も含めてこの後、解説をしていきますね!
ただ最初に言ったように、初心者の方はなんとなくで選んで頂いて大丈夫です(^^)
この後の解説は、一応知識として頭に入れておくか、スティック選びで悩んだ時にまた見返してもらえたらいいと思います。
- 太さ・長さについて
まず太さ&長さについてですが、みなさんお察しの通り、太く長い方が大きい音が出ます。
多くの方が見落としがちな事だと思いますが、太鼓やシンバルを叩く際、実はスティックも鳴っているのです。楽器との相性もありますが、基本的には太い木の方が大きな音が出ます。
長さに関しては、長い方が遠心力が働くので、より強い力で叩く事ができます。
ただ長さに関しては、短く持ったりもできるので、奏法によってもある程度コントロールできます。
初心者の方の目安として、スタンダードな長さ太さは、
太さが、14~14.5mm
長さは、400~406mm
ぐらいがスタンダードなサイズでしょう。
あと同じスティックでも木の密度により重さなどが変わってきます。
この辺のところはまた別に書こうとは思いますが、見た目で分かる範囲としては、木の節の入り方、スティックが反ってないかぐらいは気をつけるといいでしょう。
やはり節に沿ってスティックは折れやすいですが、良く叩くところらへんや、斜めに入っているようなものは避けた方がいいかもしれません。
といっても、スティックは消耗品ですのであまりにも神経質になりすぎることでもないかもしれませんが、音や演奏に違いが出るのもまた確かではあります。
あとスティックの反りをチェックするのは、平らなところを転がせば分かります。
といってもスティックは売り物ですがら、常識の範囲ないでチェックしましょうね(^^)
床で片っ端から転がしすぎないように。。。
たまーにそういう光景を見る事もあります^^;
そういう時は店員さんに相談したらいいかもですね!
- チップの形状
次にチップの形ですが、これもいろいろあります。
初心者の方には、丸いもの、もしくは俵型をお勧めします。
こちらは画像も含めて解説してみますね(^^)
このようにいろんな種類があります。
中にはプラスティック製のものもあったりします。
形としては、丸型、俵型、卵型くらいに大きく分かれます。
上の画像からいくと、
丸が7A、jazz、SD1、MS1
俵がrock、5A、2B
卵が7AN、rockN、5B
というような感じです。
チップは直接打面と接するところなので、接地面積によって音が変わります。
特に卵型は、スティックの入射角度によって接地面積が変わります。
なので上級者はこれによって音を変えたりしています。
が、初心者の方の場合は音にばらつきが出る原因になりますので、最初は丸いものをおすすめしてます。
- 材質について
最後に材質ですが、主な材質は3種類です。
ヒッコリー
オーク
メイプル の3種類です。
前の方でも書きましたが、材質が違えば当然木の鳴りが変わってきます。
個人的には、材質が違うと木の堅さが一番変わって感じます。叩く時の感触も若干違うかと。
堅い順にすると、オーク→ヒッコリー→メイプルの順です。
殆どの方は、ヒッコリーを使っていると思います。お店にあるのも8割くらいはヒッコリーです。バランスのいい材質だと思います。
初心者の方には、とりあえずヒッコリーをお勧めします。
ちなみに私はメイプルをメインで使っていて、場合によってはヒッコリーも使います。
私はジャズがメインなので、スティックを変える時は大体シンバルに合わせて変えます。
欲しい音量や、音色によって変えたりしてますね。
ただこれもやはり、中級者以上の方のみにおすすめです。詳しい違いなどはこれも別に書きたいと思います。
材質に関しては、叩いた時の打感、音色の違いが主なので、これはある程度の経験値が必要になってきます。
とりあえず最初のうちは、ヒッコリーをメインで使ってみて、3つの材質があるという事ぐらいを知っておけば十分ではないかと思います。
長くなってしまいましたが、とりあえず3つのポイントからスティック選びの解説をしてみました。
ドラムを始める時に最初に買うものだと思いますが、一番長くつきあうものでもあります。すこしでも、スティック選びの際の手助けになれば幸いです♪
みなさん、自分に合ったスティックと出会えるといいですね(^^)
それでは今回はこの辺で!!
コメントをお書きください